【新卒】2016年入社 技術職

社員インタビュー
社員インタビュー

【新卒】2016年入社 技術職

現場での失敗から学び
エンジンの仕組みや全体を理解
コミュニケーション力をつけて
人間としても成長できる

2016年4月入社入社 / 情報系高校卒
神戸事業所 電気事業部 プラント技術グループ

S.K

機械への興味

ゲームを作りたくて情報技術科へ、でも「モノ」が面白くなった

出身は工業高校ですが、在籍していたのは情報技術科です。ゲームが好きだったので「将来関わる仕事ができたらいいな」と思ってこの科を選びました。授業はプログラミングが半分、電気関係が半分くらいです。勉強していくうちに自分には電気のほうが合っていると思い、就活時は電気や機械に関連した企業を探しました。
実は、子どもの頃はあまり機械への興味はなかったのですが、高校の実習のおかげで機械や電気の面白さを知ることができました。大きかったのは実際のものづくりで手を動かした体験です。
例えば基盤や半導体を組み上げてテスターを作ったときは「自分が作り上げたものが目の前にある」という感覚がとても新鮮に感じられました。プログラムだとパソコン上にしか残りません。しかしモノは出来上がっていく工程にも触れられて、実物が目に見えて残ります。その確かさが面白くて将来の仕事として機械系を選んだのだと思います。

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仕事を覚えるまで

初めての一人暮らし、寮生活で先輩に助けられた

ボルテックについては、先生から「技術的にも人間的にも大きく成長できる企業」とアドバイスがあり、自分でも求人票を見て「目指しているところが近いかもしれない」と感じました。そのときは日本郵船の子会社である安定性と、船舶・陸上のガスタービンやガスエンジンのメンテナンスについて記載があったと思います。ここ1社だけを受け、採用されたのですぐ入社を決めました。
入社後は横浜で1週間の研修を受け、その後、神戸配属が決まって寮へ入りました。地元の北海道を離れることに自分も家族もあまりこだわりはなかったのですが、一人暮らしは初めてで、最初はかなり戸惑いました。でも寮住まいのおかげで先輩方が常に気にかけてくれました。生活に慣れるまで、これは本当に心強かったです。

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キャリア上の大きな転機

大きな失敗から、エンジン全体や仕組みを意識するように

私の業務では、すでに配線されている電気系統が正しく作動するかを確認します。一口に電気系統といっても組み込まれている装置はさまざまで、温度や圧力を測るセンサー、異常発生時に停止させるためのインターロックなども含みます。
中でも、入社2年目に発電プラントのガスタービン点検に携わった経験は、私にとって大きなターニングポイントになりました。1基のガスタービンは高さ4m、幅5m、奥行き15mほどの巨大なものです。これが10基以上並んだ現場をチェックする仕事でした。
巨大装置の細かな電気系統を何基も見るので、スムーズに進めるためには事前準備が必要です。このとき私は手順をよく確認せず、準備を飛ばしてしまいました。また、設備自体を把握していなかったので「ここの○○を」と指示されてもすぐに場所が分からず、本当に先輩方に迷惑をかけてしまったと落ち込みました。

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成長を実感するとき

起こる不具合から、点検すべきポイントを切り分ける

この経験から反省して、新しい案件に向かう前には設備全体の仕組みを調べ、理解し、部品などの場所をしっかり確認するようになりました。現場ではPCを使って全体を管理する仕事もありますが、なるべく先輩と装置のそばへ行って実物を見るようにしています。
エンジンが現地に設置されてから初回起動を実施するまでと、運転が始まってからもしばらくは電気系統のチェックは続きます。不具合が出たときは起こり得る可能性をパッと浮かべて絞り込みます。例えば温度が出ていないのであれば、センサーが悪いのか、つながったケーブルが悪いのか、表示が不正確なのか、原因はさまざま考えられるからです。最近は図面などを参考に推測して「悪い場所の切り分け」が早くできるようになりました。

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目指すべき未来

資格を取得、コミュニケーション力も伸びる環境

高校在学中に「第二種電気工事士」の資格を取得、入社後は3年間勉強して昨年「電気主任技術者試験第三種(電験三種)」を取得しました。以前は帰ってもYouTubeなどを見て過ごしていたのですが「もっと有意義な時間の使い方ができるのでは」と始めたのが資格試験の勉強です。今後は「第一種電気工事士」に挑戦しようと思っています。
ただ、先輩方を見ると技術力だけでなく人間力、コミュニケーション力が高いと感じます。現場では電気関係だけなく設計や管理の方々とも議論するのですが、先輩のようにお互いの専門内容を踏まえながら意見を伝えていくスキルは自分にまだ足りないと感じています。
しかし、皆さんと一緒に働いているおかげで、学生時代にはなかった会話力や交渉力が身についたのは確かです。

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就活生へメッセージ

入社までの能力にかかわらず、機械に触るのが好きな人であれば人間としても成長できる良い会社なのではないかと思っています。